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ウルップ島(ウルップとう)

千島列島の中央部の島。漢字表記は得撫島。17世紀にオランダ船が発見,18世紀後半にロシア人により開発される。1854年(安政元)の日露通好条約は同島とその南に位置する択捉(えとろふ)島との間に国境を定めたが,75年(明治8)の樺太・千島交換条約で日本はサハリン(樺太)南半を放棄し,ウルップ島以北シュムシュ島までの千島列島18島を獲得した。第2次大戦後の1945年8月ソ連軍が占拠。現在ロシア連邦のサハリン州に属する。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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