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卜部(うらべ)

神祇官の伴部(ともべ)。定員20人。おもな職掌は亀卜(きぼく)で,6月・12月の晦日などの大祓(おおはらえ)時の解除も行った。大宝令では定員がなかったらしいが,その官員令別記の規定から「延喜式」まで,対馬の上県(かみつあがた)・下県と壱岐・伊豆から一定数の卜部を貢進させて奉仕させる制度に変化はなかった。775年(宝亀6)卜部中の優秀者2人を卜長上として卜部を管掌させ,のちにこれを宮主(みやじ)と称した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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