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歌枕(うたまくら)

古来和歌によく詠まれた地名・名所。本来は歌詞・枕詞・名所・歌題など広く和歌に詠みこまれる歌語や題材の意。またはそれらを解説した書名の意。平安後期には,和歌の題材としての名所をさすようになった。この狭義の歌枕(名所歌枕)は,たんに和歌に詠まれた地名というだけでなく,その名所のもつ特定のイメージを古歌によって形成し,詠作上に一定の表現形式を備えた類型的美意識をもたらした。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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