愛知県豊橋市牛川町の石灰岩採石場で,1957年(昭和32)に発見された左上腕骨中央部の化石。鈴木尚(ひさし)・高井冬二らの研究により,更新世中期の,身長約135cmの女性のものと判断された。ヨーロッパのネアンデルタール人の上腕骨との形態的な類似が認められるが,頭骨が発見されていないため進化の段階についてはまだ明らかではない。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう
この記事が気に入ったらいいね!しよう