1. 用語
  2. 日本史 -う-
  3. 上杉治憲(うえすぎはるのり)

上杉治憲(うえすぎはるのり)

生没 1751.7.20~1822.3.12 江戸中期の大名。出羽国米沢藩主。弾正大弼。号は鷹山(ようざん)。父は日向国高鍋藩主秋月種美。1760年(宝暦10)米沢藩主上杉重定の養子となり,67年(明和4)家督相続。世子時代に師事した折衷学派の細井平洲(へいしゅう)を文学師範とした。69年米沢に入国。73年(安永2)藩政を牛耳っていた重臣を処罰。藩校興譲館を創設し,細井平洲を招いて藩政改革に着手。倹約を勧め,改革派の竹俣当綱(たけのまたまさつな)らに離散農民の帰村,新田開発の奨励,用水路の開削,漆・養蚕等の特産品の奨励などの農村復興政策を行わせ,一定の成果を収めた。85年(天明5)隠居して重定の四男治広に家督を譲るが,後見として藩政をみた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう