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上杉氏憲(うえすぎうじのり)

生没 ?~1417.1.10 室町時代の武将。関東管領,上総・武蔵両国守護。犬懸(いぬかけ)上杉氏。入道して禅秀(ぜんしゅう)。1411年(応永18)関東管領となる。15年鎌倉公方足利持氏(もちうじ)が犬懸上杉氏の被官の所領を没収する事件がおき,これを不満として管領を辞職。さらに持氏が山内上杉憲基(のりもと)を後任としたため,持氏・憲基に対する反感を強めた。16年10月同じ反持氏の足利満隆(みつたか)(持氏の叔父)を擁して持氏らを鎌倉から追い,いったんは政権の奪取に成功。しかし幕府が持氏らを支持して越後・駿河などの軍勢を派遣したためしだいに圧迫され,17年正月満隆とともに鎌倉で自殺。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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