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山伏(やまぶし)

修験道における指導的宗教者。山野に伏して修行し験力(げんりき)を獲得したことから山臥とも書き,験を修めた者の意味で修験者ともいう。頭巾(ときん)を被り,柿色の鈴懸(すずかけ)と結袈裟(ゆいげさ)をまとい,笈(おい)を背負って法螺(ほら)を吹くなど,独特のいでたちで活動した。紀州の熊野から吉野金峰山に至る大峰山を中心道場とし,役小角(えんのおづの)を祖師とし,天台系の本山派と真言系の当山派を形成した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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