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山名持豊(やまなもちとよ)

生没 1404~73.3.18 室町時代の武将。但馬・備後などを領有する有力守護大名。入道して宗全。応仁・文明の乱の西軍の主将。1441年(嘉吉元)嘉吉の乱では赤松氏討伐の主力となり,乱後播磨など赤松氏旧領を獲得。このため山名氏は最有力の守護大名細川氏に匹敵する勢力となった。以後赤松氏の再興を警戒したが,58年(長禄2)細川勝元は同氏を再興させて,持豊に敵対する姿勢を示した。両者の対立に斯波氏・畠山氏などの内紛がからみ,持豊・勝元をそれぞれの主将とする二大勢力が成立,67年(応仁元)応仁・文明の乱が始まった。73年(文明5)大乱の終結をみることなく京都の陣中で死没。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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