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大和三山(やまとさんざん)

奈良盆地南部にある畝傍(うねび)山・耳成(みみなし)山・香具(かぐ)山の総称。三山をとりこむように藤原京が位置した。「万葉集」巻1に「香具山は畝火雄々(おお)しと耳梨と相あらそひき神代より斯(か)くにあるらし古昔(いにしえ)も然(しか)にあれこそうつせみも嬬(つま)をあらそふらしき」という中大兄(なかのおおえ)皇子の三山の歌があるが,これは大海人(おおあま)皇子(天武天皇)と額田王(ぬかたのおおきみ)を争ったことになぞらえたものともいわれる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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