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山背大兄王(やましろのおおえのおう)

生没 ?~643.11.- 山尻王・上宮王・尻大王とも。聖徳太子の長子。母は蘇我馬子(うまこ)の女刀自古郎女(とじこのいらつめ)。有力な皇位継承候補者であったが,推古天皇は遺詔で田村皇子(舒明(じょめい)天皇)とともに自重を要請。天皇の死後,田村を推す蘇我蝦夷(えみし)と王を推す境部摩理勢(さかいべのまりせ)とがきびしく対立,摩理勢は攻め殺された。のち643年(皇極2)蘇我入鹿(いるか)らの軍に斑鳩(いかるが)宮を襲われ,妻子とともに自害した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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