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山木遺跡(やまきいせき)

静岡県伊豆の国市韮山山木・韮山多田にある弥生後期~古墳前期の集落遺跡。狩野川中流域の低湿地に立地。遺構には竪穴住居跡,畦畔(けいはん)や堰(せき)をともなう水田跡・水路跡などがある。土器・木製品・石製品・鉄製品・炭化米などが出土し,とくに大量の木製品が有名。木製品は,梯子・鼠返し・柱などの建築材,鋤・鍬・田下駄・田舟・えぶり・竪杵・臼などの農耕具,鉢・高坏(たかつき)・皿・杓子(しゃくし)・匙(さじ)などの容器類を含み,当時の生活を知るうえで重要。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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