1. 用語
  2. 日本史 -や-
  3. 山鹿素行(やまがそこう)

山鹿素行(やまがそこう)

生没 1622.8.16~85.9.26 江戸前期の儒学者・兵学者。父は貞以(さだもち)。名は高祐また高興,字は子敬,通称は甚五左衛門,素行は号。陸奥国会津若松生れ。9歳で林羅山(らざん)に入門,15歳で甲州流兵学の小幡景憲(おばたかげのり)・北条氏長に入門し,武芸と兵学を学ぶ。さらに広田坦斎(たんさい)から和歌・歌学を,高野山按察(あぜち)院の光宥から神道を学んだ。1652年(承応元)播磨国赤穂藩に1000石で仕えたが60年(万治3)辞し,江戸で教育と学問に専念した。朱子学に疑問を抱き,直接「周公孔子の道」につくことを唱え,65年(寛文5)「聖教要録」を刊行し,保科正之らの忌諱にふれ旧主赤穂藩に配流。75年(延宝3)赦され江戸浅草に居住。朱子学の内面主義を批判して日用有用の学を提唱したが,その学統は,儒学説よりも山鹿流兵学として継承されていった。代表作は「四書句読大全」「謫居童問(たっきょどうもん)」「中朝事実」「武家事紀」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう