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八坂神社(やさかじんじゃ)

祇園社・祇園感神院とも。京都市東山区祇園町北側に鎮座。二十二社下社。旧官幣大社。祭神は素盞嗚(すさのお)尊。876年(貞観18)神託により牛頭(ごず)天王が感神院に祭られ,のちに社殿が建立されたと伝える。仏教的性格も強く,祇園社の名もインドの祇園精舎に由来。興福寺の別院ともされ,のちには日吉社の末社として洛中の僧兵・神人(じにん)の拠点となった。疫神・疫気を鎮めるとされ,970年(天禄元)に行った祈祷は御霊会(ごりょうえ)としての祇園祭の起源となった。例祭は旧暦6月14日,現在は7月17日・24日,本殿・鳥居・蛭子(えびす)社社殿は重文。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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