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靫負(ゆげい)

大化前代における大和朝廷の親衛軍。靫(ゆき)は矢をいれて背負う道具で,「ゆげい」は「ゆぎおい」の義であり,弓矢を身につけるところからきた名称。おもに西国の豪族の子弟が奉仕し,名代(なしろ)の部によって資養され,武装して宮門の守衛などにあたった。大伴氏に統率されていたらしい。令制の衛府では,衛門府が靫負の伝統をひくとして「ゆげいのつかさ」とよばれた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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