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アーリヤ人(アーリヤじん)

インド・ヨーロッパ語族の言語を話し,インド,イランに定住した人々。「高貴の」という意味。通説ではもともと中央アジアの人々で,一部は前1500年頃北西インドに入り,ヴェーダ文献を作成しバラモン文化の基礎をつくった。他の一部はイランに入って『アヴェスター』をつくり古代イラン文化を形成した。19世紀,ヨーロッパ諸語との関係が明らかになると,一部ではアーリヤ人が世界の文明を築いたとする「アーリヤ人学説」が説かれるようになった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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