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アベラール

1079~1142 フランスのスコラ哲学者,神学者。哲学をギヨーム・ド・シャンポーに,神学を聖アンセルムスに学び,パリでこれを教授し,たちまち名声を得た。エロイーズとの事件により聖ドニ修道院に隠棲したが,そこを出て各地を遍歴した。その間1121年,41年に異端宣告を受けた。普遍論争において唯名論を唱えたことで有名であるが,神学には弁証法を適用し,教父の無批判な引用を戒めた。代表作『アベラール‐エロイーズ往復書簡』など。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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