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鎮・市(ちん・し)

唐代までの都市は政治的性格が強く,商業は市という一定の区画内に限定され,夜間の営業も許されなかった。宋代になると,商業の発達により空間的・時間的にその活動を規制する市制は解体,さまざまな形態の商人が活躍した。州・県の城外では,交通の要衝や寺廟の門前に開かれた草市がもとになり,鎮,市,店(てん)などの名で呼ばれる商業集落,小商業都市が成立した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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