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チョーラ朝(チョーラちょう)

846~1279頃 南インドの王朝。9世紀中頃ヴィジャヤーラヤがタンジョールを都とし,カーヴェーリー川下流域を支配したのに始まる。第9代のラージャラージャ1世(在位985~1012)のときに最盛期を迎え,西部デカンを除く南インド全域とセイロン北部を支配し,その子ラージェンドラ1世(在位1012~44)のときにはスマトラのシュリーヴィジャヤまで遠征した。1070年にヴェーンギーのチャールキヤ朝のクロートゥンガ王がチョーラ王を兼ね,その死後しだいに衰えた。この王朝はデカンの諸勢力と対峙し,南にパーンディヤが台頭すると,これに押されて滅ぼされた。この時代の寺院建築,真鍮(しんちゅう)の彫刻は名高く,また碑文が豊富である。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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