張作霖(ちょうさくりん)
Zhang Zuolin 1875~1928 中国の軍閥。奉天(遼寧)省海城県の人。馬賊の出身。1903年帰順して勇軍の隊長となり,辛亥(しんがい)革命で奉天市内を警備し師長に進み,実業を兼営した。16年奉天督軍兼省会となり,多数の日本軍事顧問を側近にめぐらし,日本に利用されつつ日本を利用しようとした。18年華北に南征して兵力を倍増し,20年以後,事実上の満洲王となった。たびたび関内に出兵し,内モンゴルをあわせ,最盛時の25年には兵力36万,上海まで押えた。翌年討共の名で関内に入り,27年北京で大元帥に就任。28年国民革命軍に敗れ,関内引揚げの途中,6月4日奉天で関東軍に列車を爆破され死んだ。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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