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チュノム

かつてベトナム語を表記するために使用された主に漢字の部首を利用して考案された文字。13世紀頃発生したとされ,ニンビン省護城山に14世紀の碑文が残存する。チュノムで表記された文学として『金雲翹』(キムヴァンキエウ)『陸雲仙』(ルックヴァンティエン)など多数の作品が存在し,現行のローマ字に転写され現在も読み継がれている。現在読める人はきわめて少ない。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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