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主体思想(チュチェしそう)

朝鮮労働党の指導思想。北朝鮮に「主体」(チュチェ)という政治概念が初めて登場したのは,1955年12月の金日成(キム・イルソン)演説である。その後,67年までに,事大主義,教条主義,修正主義との闘争をへて,この概念は「思想における主体,政治における自主,経済における自立,国防における自衛」という四つの路線に集約され,「唯一思想」として提示された。70年の労働党第5回大会では,その確立が宣言された。さらに80年の第6回大会では,全社会を主体思想化するという課題が提示された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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