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中央党〔ドイツ〕(ちゅうおうとう)

Zentrumspartei ドイツのカトリック政党。1870年南ドイツの保守派を中心に結成され,ビスマルクの文化闘争に対し強く抵抗,農民,小市民,労働者をも組織して勢力を拡大した。79年以後政府と協調を開始,特にビスマルクの辞職後は左右の間にあって重要な地位を占めた。1917年エルツベルガーの指導下に,進歩党,社会民主党と国会多数派を形成,革命後は歴代内閣に加わり,ヴィルト,マルクス(ヴィルヘルム),ブリューニングその他多くの首相を出した。しだいに右傾し,33年ヒトラーに対する授権法に賛成。しかし同年7月解散を余儀なくされた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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