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チャコ戦争(チャコせんそう)

Chaco 1932~35年のグラン・チャコ地方をめぐるボリビアとパラグアイの戦争。この地域は植民地期以来の係争地であったが,太平洋戦争で内陸国となったボリビアにとって大西洋に通じる出口であり,また石油利権の獲得,内政の行き詰まりの打破などの思惑があって,戦争に発展した。当初,ボリビアが優勢だったが,34年のイレンダグエ陥落によりパラグアイの攻勢が強まり,アメリカや近隣諸国の調停により38年和平協定が締結された。パラグアイは18万キロ平方メートルにおよぶグラン・チャコの大部分を獲得した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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