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文治主義(ぶんちしゅぎ)

中国の五経の一つである『礼記』(らいき)祭法に「文王は文治をもってし,武王は武功をもってす」とあるように,儀礼,法制,教化などの整備充実を通じて社会秩序の安定を維持しようとする政治を行うこと。歴朝のなかで宋代は文治主義の政治が行われたとされ,太祖趙匡胤(ちょうきょういん)は次の太宗とともに,唐末五代以来各地で権力をふるっていた武人,特に節度使の権力を奪い,中央集権的な文官優位の国家体制を樹立した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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