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ブレジネフ

Leonid Il'ich Brezhnev 1906~82 ソ連の指導者。農業技師から製鉄技師となった。1931年に入党し,大粛清後に地位が上昇した。大祖国戦争ではウクライナで軍の政治工作にあたり,戦後1950年にモルダヴィア共産党第一書記となり,54~55年はカザフスタン共産党第一書記を務めた。57年より党中央委員会幹部会員となり,60年には最高ソヴィエト議長に選ばれた。64年フルシチョフを退陣させ,党第一書記を兼務し,フルシチョフ路線の修正を進めた。ブレジネフのもとでスターリン批判は禁じられ,全員一致による保守的な安定路線がとられた。ソ連はアメリカとのデタントを達成したが,体制的に失速した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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