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ブルボン家(ブルボンけ)

Bourbon フランスをはじめヨーロッパの諸国王を出した家族。ルイ9世の第6子ロベールの子ルイが初代ブルボン公となり,その直系は16世紀に断えたが,傍系のアントワーヌが16世紀に結婚によってナヴァール王となり,その子アンリ4世がフランス国王となった。ブルボン朝のフランスは絶対主義の時代で,1792~1814年の断絶の後,再び30年まで復古王政期を迎えた。続くオルレアン家のルイ・フィリップもブルボン家の傍系である。ルイ14世の孫フィリップ5世(在位1700~46)によってスペインのブルボン朝が始まり,1931年まで続いた。その他,両シチリア王国,パルマ公国もイタリア統一前はブルボン家が君臨していた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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