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ブルネレスキ

Filippo Brunelleschi 1377~1446 イタリア初期ルネサンスの建築家,彫刻家。フィレンツェで生没。透視図法の発明者にしてルネサンス建築の創始者。1401年,フィレンツェ洗礼堂門扉の青銅浮き彫りコンクールでギベルティと最後まで競ったが,共作を辞退して建築に転じた。ローマで古代建築を研究してのちフィレンツェに戻り,1418年,フィレンツェ大聖堂の大円蓋(だいえんがい)設計コンクールに当選,35年に完成。イタリアに流行していた北方ゴシック建築に反発し,古典モティーフを取り入れ,比例関係にもとづいた秩序ある明晰な空間を創出してルネサンス様式を確立した。代表的建築はフィレンツェのサン・ロレンツォ聖堂,サント・スピリト聖堂など。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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