ブルゴーニュ
Bourgogne[フランス],Burgund[ドイツ] フランス東部の地方名。主都市ディジョン。地名は5世紀後半に定着したブルグント族に由来する。ヴェルダン条約以後,一時,西南部に王国を形成した時期もあったが,11世紀にカペー系の公領を形成した。地理的に独立性が強く,クリュニー,シトーなどの修道院運動の中心を擁し,通商の要地にもあたった。13世紀以降は織物,ブドウ酒生産などで繁栄し,1477年王領に併合された。東部,フランシュ・コンテは11世紀初め神聖ローマ帝国領となったが,1678年最終的にフランスに帰属した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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