インドのヴェーダ文献の一種。数は多いが,重要なものは,前8~前6世紀,ヴェーダ・サンヒターについで,各学派に分かれてつくられた。バラモンのつかさどる祭式についての意義や細則,ヴェーダの解釈を説明したもので,神学的論や説話もみられる。特にバラモンの特権的地位と祭式との関係,祭式の絶対視,最高神の観念や,当時の社会経済を知るのに重要である。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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