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プラーナ

古代・中世インドの宗教文献群の総称。「古い(物語)」を意味する。4世紀頃から15世紀頃の間に多くのプラーナがつくられた。大プラーナといわれるものは18を数え,同数の副プラーナなどを含む。元来,宇宙の創造・消滅,諸王朝の系譜などが中核をなした。これに,ヒンドゥー教の神話,宗教儀礼,聖地の縁起,人々の義務,音楽,医学,建築学などさまざまな内容が付加されていった。ジャイナ教やネパール仏教の聖典,地方語のプラーナもある。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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