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プラグマティズム

pragmatism 1870年代から20世紀初頭にチャールズ・パース,ウィリアム・ジェームズ,ジョン・デューイらを主要な提唱者として発達したアメリカの哲学思想。工業化の急速な進展と近代科学の発展に特徴づけられた時代への哲学的対応として,真理についての固定的な観念を排し,より動的な真理の見方を求めた。パースは観念の意味をその実際的結果に求め,科学的真理も確定的ではなく相対的なものであると主張し,ジェームズはある観念を信じることが有益で「市場価値」を持っているかぎり,それは真理であると主張し,デューイは問題解決に役立つ道具としての観念に価値を見出した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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