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フーフェ

Hufe 古ドイツ語のホーバ(受けとる,所有する)にあたる語。狭義には村落共同体員の持つ家屋と庭をさし,広義には共同体構成農民の権利の総体(私有財としての家屋と宅地,割替地の地条への個別利用権,共有地利用への参加権)をいう。面積単位としての内容もあり,標準フーフェは30モルゲン(=10~12ha)で,その2分の1,4分の1,8分の1に細分化される。共同体農民の「持ち分」としてその生存の物的条件の総体をなすものである。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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