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プファルツ

Pfalz ドイツの地方名。もと王宮(区)の意だが,それに由来するものに宮中伯領(Pfalzgrafschaft)があり,なかでも重要なライン宮中伯領(12世紀に成立,14世紀には選帝侯領となる)をさす固有名詞となった。ライン・プファルツと上プファルツとがある。17世紀初め,三十年戦争で後者はバイエルンに併合された。前者はウェストファリア条約の結果,プファルツ選帝侯領の地位を保ったが,1815年にはバイエルンに帰した(現在はラインラント‐プファルツ州の一部)。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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