1935年1月7日,フランス外相ラヴァルのローマ訪問によってムッソリーニとの間に一連の協定が成立した。これによって,フランスはサハラおよびソマリランドの若干の地域をイタリアに譲り,チュニジアでのフランス系,イタリア系住民の国籍問題をフランスに有利な形で解決し,オーストリアの独立維持,アフリカでの経済協力を約した。なおこの際,ラヴァルはムッソリーニのエチオピア征服に了解を与えている。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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