1. 用語
  2. 世界史 -ふ-
  3. フス戦争(フスせんそう)

フス戦争(フスせんそう)

チェコのフス派の反乱(1419~36年)。フス処刑後の1419年,フスの教説を信ずるフス派は神聖ローマ皇帝ジギスムントのボヘミア王即位を拒否。5度にわたる対フス派十字軍をことごとく撃破した。バーゼル教会会議が示した和平案で内部分裂が起こり,急進的なタボル派とカトリック軍と同盟した穏健的なウトラキスト(聖杯派)との軍事的衝突に発展。34年,リパニの戦いでタボル派が敗北し,36年に和平が成立。パンとブドウ酒による聖体拝領をはじめウトラキストの諸要求は全面的に承認された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう