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ブーゲンヴィル

Louis-Antoine de Bougainville 1729~1811 フランスの太平洋航海者。初め法学,ついで数学を研究して積分に関する著書を書いた。1753年海軍に入り,66年マゼラン海峡を抜けて,太平洋探検を行った。68年4月タヒチ島に着き,イギリスのサムエル・ウォリスが到着した8カ月後だったが,フランスの領有を宣言して新シテール島と命名した。その後サモア,ソロモン諸島を経由し,バタヴィアから喜望峰回りで69年3月に帰国した。71年に著した『世界周航記』は,ディドロやルソーの「高貴な野蛮人」の観念に刺激を与えた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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