ファショダ事件(ファショダじけん)
Fashoda 1898年スーダン南東部のファショダでイギリスとフランスが衝突した事件。当時スーダンはエジプト統治下にあったが,同年7月アフリカ横断政策を掲げるフランスのマルシャン大佐がファショダを占領した。これに対し,アフリカ縦断政策を推進するイギリスのキッチナー将軍が進軍し,9月19日フランス軍撤退を要求。外交交渉によって軍事衝突を回避し,11月フランスは撤退。翌年3月の協定で事件は解決し,以後スーダンはイギリスとエジプトの共同統治下に置かれた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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