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パンチャーヤット

インドに古くから存続した村落やカーストの集会。「五人会議」を意味し,5世紀にその原型の存在が確かめられる。地方の自治的機関として社会秩序と慣習を維持し,成員を保護する役割を果たしたが,同時に国家の地方支配体制の一翼を担った。イギリス植民地時代にもこれは利用され,法規制もつくられた。インド独立後は新しい法律のもとで村落パンチャーヤットの組織が改編され,村落の行政をつかさどることになった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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