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ハリジャン

harijan インドのカースト社会の最下層民をさす言葉。「神の子」の意。「不可触民」に代わる言葉として,ガンディーがこの呼称を広めた。インドでは,皮革業,清掃,雑役に携わる人々や,一部の農業労働者などが,穢れを与える存在として差別を受けていた。ガンディーは同名の新聞を発行し,人々の意識改革によってこうした差別を撤廃することを訴えた。独立後のインド憲法では不可触民差別は禁止された。今日では,ダリト,指定カーストの用語が一般的である。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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