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バラモン教(バラモンきょう)

Brahmanism インドのカーストの最上位を占めるバラモン(ブラーフマナ)が中心となる思想,宗教,文化,制度の総称。バラモン(中心)主義ともいわれる。第一に,前6世紀頃から形成されたヒンドゥー教が非バラモン的かつ土着的要素をも示すため,それ以前のヴェーダの宗教,文化を意味する。第二に,仏教,ジャイナ教が興隆し,バラモンの権威,ヴェーダの聖典性が否定されたとき,それらの回復を図るイデオロギーの総体をさす。マヌ法典の成立はこの意味でバラモン教の確立を意味する。ヒンドゥー教のすべての要素は,哲学や新たな宗教運動をも含め,バラモンたちが頼るヴェーダの権威と関係づけられることにより正統化されることになる。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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