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パーラ朝(パーラちょう)

8世紀半ばから12世紀半ばにかけてインドのベンガル,ビハールを支配した王朝。ベンガル北部に興り,諸小支配者を押えてガンジス川下流域で覇権を握った。8世紀後半から9世紀前半が全盛期で,プラティーハーラ朝と争ってカナウジまで進出することもあった。その後,領内での反乱やセーナ朝など諸勢力の台頭により衰え,ビハールの小勢力となって滅びた。この王朝のもとではタントリズム,特に密教的仏教が全盛で,王により大寺院も建立された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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