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ペラギウス主義(ペラギウスしゅぎ)

Pelagianism ブリタニア(イングランド)の修道士ペラギウス(360?~420?)の唱えた異端説。400年頃ローマで,人間の自由意志を強調して原罪と幼児洗礼を否定する説を立てて一派をなし,410年以後アフリカで同説を広め,パレスチナにも宣伝した。これに対しアウグスティヌスとヒエロニュムスとが,それぞれ正統教理の立場から反論を加えた。431年エフェソス教会会議で排斥された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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