ペタン

1856~1951 フランスの将軍,元帥。1916年,ヴェルダンの戦いでドイツ軍を破り,国民的英雄となった。参謀総長,陸軍総司令官を歴任したが,第二次世界大戦の初期,レノー内閣の副首相となり,敗戦思想の代表者としてドイツとの休戦を主張した。フランスの降伏後はヴィシー政権で国家元首の地位について(42~43年),ドイツに協力するファッショ的政体をつくった。戦後,反逆罪で死刑を宣告されたが,終身刑に減刑された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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