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北京条約(ペキンじょうやく)

アロー戦争の結果,1860年に北京で締結された清国とイギリス,フランス,ロシアとの間の条約で,58年に締結された天津条約の追加条約である。交戦国であったイギリス,フランスはこの条約によって,外交使節の北京常駐権,天津の開港,賠償金の増額を承認させたほか,イギリスは九竜半島の一部を領有し,フランスは清初に没収された旧天主堂の土地・建物の返還を約束させた。ロシアは交戦国ではなかったが,ウスリー川東岸地方を割譲させた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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