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ヒンドゥー教(ヒンドゥーきょう)

Hinduism ヒンドゥーは,「インダス川」を意味するサンスクリットのSindhuに由来するペルシア語で,インドに侵入したイスラーム教徒がインド人をさすのに用いた。この語が英語などに導入され,インドの宗教,文化の総称としてHinduismがつくられた。広義にはヴェーダの文化も含むが,普通は前6世紀頃から文献に現れる宗教,文化をさす。仏教,ジャイナ教により否定されたヴェーダの権威の再確立の努力と並び,非アーリヤ的土着文化の吸収とそれのバラモン教化に特徴づけられる。マヌ法典による新たなイデオロギーの確立,六派(ろっぱ)哲学などヴェーダの権威にもとづいた世界観,『マハーバーラタ』『ラーマーヤナ』,プラーナなどの神話,宗教儀礼を骨格とする。バクティ運動,タントリズムの形成,スーフィズムの影響を受けた宗教改革,イギリス支配下の社会改革運動などさまざまな変容を示す。現代,永遠のダルマを標榜し,反イスラーム,反キリスト教の運動を展開するヒンドゥー教原理主義が台頭してきた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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