ピント

1514?~83 ポルトガルの冒険商人。一攫(いっかく)千金を夢見て東洋に出発,数々の苦難をへて商人として財をなし,日本にも数度到来。ザビエルと親交があり,イエズス会に入会したがすぐに脱会,帰国後著した『東洋遍歴記』(1614年)は,体験や伝聞と空想を織りまぜ,鉄砲伝来など当時の東洋におけるポルトガル人の活動を描き,16世紀ポルトガル文学の傑作となり,ヨーロッパ諸国で版が重ねられた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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