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ピレネー条約(ピレネーじょうやく)

1659年にフランスとスペインが結んだ条約。三十年戦争終結後も,両国は戦争状態にあったが,58年の海戦で英仏連合軍が大勝し,これを受けて条約が結ばれた。主な内容は,スペイン王女マリア・テレサが王位継承権を放棄し,50万エスクドの持参金付でルイ14世と結婚することと,ピレネー山脈を「国境線」として散在する両国の領土を「合理的に」まとめることであった。スペインはルシヨンとセルダーニュを失い,フランスの優位が決定的となった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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