ビリャ

Francisco ‘Pancho’ Villa (本名 Doroteo Arango) 1878~1923 メキシコ革命の主要な軍事指導者の一人。1910年にマデーロの呼びかけに応じて革命に参加し,メキシコ北部で勢力を展開,その後マデーロを暗殺したウエルタ派勢力を撃破し,革命勢力の勝利に貢献した。16年以降はカランサやオブレゴンとの角逐のなかで,出身地チワワで独立した勢力を保持し続けたため内戦状態が続いた。20年に中央政府との和解に応じて引退し,23年暗殺された。その粗野で人の意表をつくふるまいとイメージゆえに,革命史を彩る伝説的な人物となっており,民衆的人気は高かった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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