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ビスマルクの社会政策(ビスマルクのしゃかいせいさく)

ビスマルクが社会主義者鎮圧法で社会主義的労働運動を弾圧する一方,労働者の生活の安定を図って実施した社会福祉政策。1883年の疾病保険法,84年の災害保険法,89年の廃疾・養老保険法の3保険法からなる。費用は災害保険が雇用者,疾病保険は雇用者と労働者,養老保険は雇用者と労働者と国家が分担した。保険として欠陥や不十分な点もあるが,当時としては世界で最先端の政策であり,今日の社会保険制度の基にもなっている。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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