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ホーネッカー

Erich Honecker 1912~94 東ドイツの政治家。1971年,前任者のウルブリヒトに代わりドイツ社会主義統一党(SED)の第一書記(在任1971~89),76年には国家評議会議長(在任1976~89)となった。出身母体の青年団体関係者を側近として党指導部を固め,ソ連に忠実な路線を踏襲した。国民の消費生活の向上をめざしたが,逆に経済を破綻に追い込んだ。そのうえソ連や東欧諸国における体制改革の波にも逆らい,治安対策を強化したため市民の間に抗議運動の高揚を招いた。89年10月失脚,その直後,「ベルリンの壁」が崩壊した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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